2012/04/21 Sat
いつも非常に質の高い情報をツイートされている東大早野先生が素晴らしい活動についてツイートされていたので紹介する。
早野先生と言えば、今や関東東北の多くの学校や自治体で採用されている給食まるごと検査を考案されたことでも有名な先生で、本職の素粒子物理学の世界では、神の粒子とも言われるヒッグス粒子探索で知られる世紀の大実験を実施中のスイスCERN加速器で日本チームasakusaを率いておられる世界的にも有名な学者だ。(CERNはトムハンクス主演映画映画の天使と悪魔でも反物質生成施設として舞台となった施設。実験の過程でミニブラックホールの生成に成功する可能性もあることでも有名だよね。(因みに、反物質なら日本の筑波のKEK加速器でも大量生成しており、世界的にも有名で、小林・益川理論で日本人3名同時ノーベル賞受賞は記憶に新しい。)。)
素粒子物理学の最先端研究の第一人者でありながら、今回の311震災に伴う原発事故対策へも取り組んでおられる姿には感服させられる。(WBCの件ではなぜ餅屋がやらないのかと先生がよく嘆いておられたが、全くその通りである)


で、早速、スライドを見てみた。
福島県相馬市での学校の通学路、学校内、家庭内などに3G携帯回線やwifi付きの半導体センサー方式のリアルタイム線量計を設置し、被曝線量の把握と今後の除染活動対策等の活動につなげて行こうとする画期的な試みに関するレポートだ。フムフム、通学路の線量は1.1μsv/hと非常に高く除染等の対策が必要なのが分かるが、学校校舎内の線量は0.08μsv/hと極めて低く、子供達の校舎内での活動関してはまずは安心できることが見て分かる。
このような必要な対策と安心度合いが一目で分かるリアルタイム測定システムの導入ついて、相馬市だけでなく、福島県の他の地域や首都圏でも柏市や松戸市、流山市等の東葛地域の各自治体や学校関係者も是非見習って検討して貰いたいものだ。
↓
ryugo hayano (@hayano)
12/04/20 22:02
(スライド公開)相馬市におけるリアルタイム線量計の設置と今後の可能性について.4/20に東京都内で行った記者会見資料.
http://www.slideshare.net/RyuHayano/2012-4-20-12617839=================
次は、子供達を放射線被曝から守る為にパパさん、ママさんへいつも非常に分かり易く危険とその対処法をアドバイスされている中部大学武田先生のブログから。
以下、「正しく4階建てを理解する・・・「足し算」をして子供を守ろう」より抜粋。
まず第一に被曝は「4階建て」ということです。一階は「自然被曝」、二階は「医療被曝」、三階は「核実験被曝」、そして四階が「原発被曝」です。特殊な時には五階(その他の被曝)があります。
私は今まで「1年1ミリは法律」と言うことだけにとどめて、一つ一つのデータを紹介しなかったのは、学問的に議論のあることを緊急事態で蒸し返すのではなく、とりあえずはこれまでの専門家の決定を尊重して子供を守りたいと判断したからです。
ともかく、「足し算」で考えてください。それは、原発被曝でも同じで、外部、内部、給食、瓦礫、運動・・・すべては足し算なので、自治体の人も「上司に怒られるから」というだけではなく、「市民を守る」と言うことから、「大丈夫」と言うときにはすべてを足し合わせて、その市でもっとも被曝感度が高い子供でも大丈夫という根拠を持って言って欲しいものです。
http://takedanet.com/files/tdyno.45-(10:30).mp3
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次は、原発の危険性に関していつも説得力のある解説をしてくれる京都大学小出先生解説。
↓【考察】以下、本解説を聴いてのうえだじろうの所感。
東工大澤田先生の言う通り、確かに放射線はビッグバン宇宙生成時から自然界に存在する自然現象であるので、それをエネルギーとして我々人類が活用することもまさしく自然からエネルギーを取り出していることになる。
なるほど、一理ある。
一方、小出先生の仰る通り、宇宙には放射線が満ちている訳だが、地球の歴史を鑑みると、地球にオゾン層がまだ無かったころは有害な宇宙線の影響で地表に生命は存在できなかったのもまた事実。有害な宇宙線をバリアするオゾン層や大気組成や磁場の仕組みが現在の形になってやっと生命が地上でも生きていけるようになったわけだ。つまり、放射線は自然界のものではあるが、生命には危険なものであるということだ。これも一理ある。


↑上図は、ビッグバン40万年後の宇宙の晴れ上がり直後に飛び交っていた宇宙背景放射を捉えたCOBEおよびwmapによる画像。いわゆる3K放射とも言う。この頃の宇宙の温度は約3,000Kで満遍なくこのように放射線が飛び交っていた世界であったが、現在は3Kまで下がったわけだ。この画像の解析によって宇宙が平坦であることが分かり、これを説明するためには謎のダークエネルギーが存在しないと説明できないことが分かっている。つまり宇宙は現在加速膨張しているわけであり、これはアインシュタインが生前人生最大の誤りと嘆いていた宇宙方程式の宇宙項のことだと考えられている。つまりアインシュタインはダークエネルギーの存在を予言していたわけだ。
さて、今の人類に、20世紀初頭、アインシュタインの頭の中で生みだされた(発見された)方程式
E=mc^2
からなる原子力や放射線を操れる力が果たしてあると言えるのか?
本稿冒頭で取り上げたCERNは神の粒子ヒッグス粒子を発見するための巨大な施設であることを紹介したが、だいたいヒッグス粒子からして重力の源と想定されている粒子であるわけだが、そもそも重力の正体からして人類にはまだよく分かっていないのが現実である。
理論的には20世紀初頭、アインシュタインの一般相対性理論で、それまでのニュートン力学を覆す理論として、重力と時空の関係に関する新しい理論が構築され、その後、世界中の学者達によって重力レンズ効果や重力によって時空が歪むなどのアインシュタインの予言が、様々な実験や観測事実(天体観測や、GPS衛星の時刻補正等)によって次々正しいことが証明されてきたわけだが、アインシュタインが予言した重力波や、ヒッグスが予言した重力そのものの粒子は今だに発見されていない。
つまり何が言いたいのかというと、原子力エネルギー自体、アインシュタインの頭の中で生みだされた方程式を実用化したに過ぎないものなのだが、同じく100年以上前にアインシュタインの頭の中で生みだされた重力理論やダークマター、ダークエネルギーなど今だに世界中の科学者が躍起になってその証明に取り組んでもなお今だにまだ存在証明に至っていないものが多々あるのが現実である現在の科学力で、この原子力エネルギーを自在に操れるようになったと人類は言えるのだろうか?と、深く考えさせられた。

20120418 たね蒔き「原発再稼動すべきか?反原発派vs推進派の討論」
そして、原発推進派の澤田哲生氏と討論しました。
メインテーマは……。
・大飯原発再稼働
についてです。
http://www.youtube.com/watch?v=s8ZI2r622VI&feature=youtube_gdata_player続き↓
http://www.youtube.com/watch?v=XBaHDEFH6JM&feature=youtube_gdata_player

20120419 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
メインテーマは……。
・使用済燃料の再処理
・高速増殖炉など再処理政策の失敗
・そのコスト
についてです。
http://www.youtube.com/watch?v=h3A34jA_9oQ&feature=youtube_gdata_player
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【追記1】放射線測定器エア棒について
群馬大学早川先生のブログになかなか興味深い記事があったので紹介する。
エア棒とクリアパルスA2700の測定値の時間変化の様子がグラフ化されてそれぞれの特徴が良く分かる。
安価なエア棒でも2分経てばなかなか安定した測定結果が得られるようだ。
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-498.htmlエア棒と言えば、中部大学武田先生推奨の解説本付きエア棒が発売されるようだ。
家庭用放射線測定器 エアカウンターS
環境や原発問題の専門知識を持つ中部大学教授・武田邦彦氏、推薦!
本商品は中部大学教授・武田邦彦氏著書「子どもの放射能汚染はこうして減らせる!」に、誰でも簡単に空間の放射線量(ガンマ線)を測定できる線量計がセットになった「家庭用放射線測定器付きBOOK」です。

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